はじめに

システム開発における開発チーム作り

【これから始めるあなたの開発プロジェクト、こんな悩みありませんか?】

  • エンジニアはどうやって集め、確保したらいい?
  • スケジュールが遅れないか心配
  • 納得できるクオリティになるだろうか
  • 開発チームのメンバーは、情熱的に取り組んでくれるかな?

もし1つでも当てはまるなら、この記事はあなたのためのものです。ぜひ、ご一読ください。


こんにちは、PRIME ORDERの内藤です。

チームビルディングに明け暮れて25年、気づけば人生の半分をこの仕事に捧げてきました。この記事では、ぼくらが考える“強く、しなやかな”開発チームづくりの要点を、4つの視点からご紹介します。

1. 技術力 ──「適性 × 経験」で見極める

高い技術力とは、知識や年数だけでは測れません。重要なのは「センス(適性)」です。

たとえば、理想的でないプログラムコードを見て「これは気持ち悪い」と感じられるかどうか。その感覚が品質に直結します。ぼくらは、20年にわたってエンジニア育成を続けてきましたが、センスがある人はAI時代でも成果を出し続ける傾向があります。

そして、そのセンスは早い段階で見抜けることが多いです。研修中に「この人、伸びるな」と論理性の面でわかることがあります。逆に、どれだけ勉強熱心で努力家でも、どうしても品質が安定しない、作業スピードが伸びない人もいます。その差はセンス(適性)です。センスを感じない人には、正直に「向いていない」と伝えるようにしてきました。

というわけで”センス”があることが前提となりますが、その上で重要なのが”経験”です。どれだけセンスがあっても、現場の試行錯誤を積んでいないと、プロジェクト全体を見通す視野や、失敗から学ぶ力は身につきません。技術力は「センスがベースで、経験が磨く」。この二つがそろって初めて、安心して任せられるエンジニアになります。

2. 従順性より「心理的安全性」

「言われたことを素直にやる人」は一見扱いやすい存在です。でも、チームに必要なのは“従順さ”ではなく、“信頼して意見を言い合える関係性”です。

プロジェクトの中では、現場にしか見えないリスクや課題がたくさんあります。指示待ち人間ばかりのチームでは、そうした情報が表に出てきません。結果として、気づかないまま不具合が進行し、最終的に手遅れになる……そんなリスクを抱えることになります。

だからこそ、メンバーが「これって大丈夫かな?」と気軽に声をあげられる空気が何よりも大事。そのためには、普段から「何でも言っていいんだよ」という雰囲気づくりが不可欠です。

心理的安全性があるチームは、意見が活発に飛び交い、納得感とやりがいのある現場になります。逆に、遠慮と沈黙が支配するチームは、徐々にモチベーションが失われ、成果にも影を落とします。

3. 安定性は「体力」より「環境」で決まる

どんなに才能あふれるエンジニアでも、体調やメンタルを崩してしまったら意味がありません。とても誤解されがちなんですが、原因は本人の問題だけじゃないんです。

ITの現場はストレスがかかりやすい環境です。座りっぱなし、脳フル回転、変更に次ぐ変更、そして常に納期というプレッシャー。声を出して相談できないまま、孤独に悩み続ける人も少なくありません。

でも、本当に見直すべきはプロジェクトや組織の構造設計です。たとえば、開発チームの声を聞かずに勝手にスケジュールを決めていませんか? 仕様変更が出ても、調整の余地なく「なんとかして」と丸投げしていませんか?

“バグや遅れは、実装者だけでなくプロジェクト全体で生まれるもの”

この言葉を、ぼくらは何度も口にしてきました。安定したチームとは、「無理のない計画と、無理を言わない関係性」で成り立っています。

開発チームの安定性を高める方法は、根性や気合いじゃない。ちゃんと話を聞き、ちゃんと一緒に決める。それだけで、劇的にチームの雰囲気と成果は変わってきます。

4. 情熱は「共有」からしか生まれない

チームの空気を左右するのが「このプロジェクト、誰のためにやってるのか?」という共通認識です。

開発者は、ただの作業ロボットじゃありません。ちゃんと意義を感じられる仕事には熱を持ち、無関心な仕事にはどこか冷めた気持ちになります。

だからこそ、プロジェクトの“意味”を言語化し、資料としてまとめて、繰り返し共有していくことが大切です。とくに、インセプションデッキのような形式は効果的。目的や想定ユーザー、成功条件などを一枚にまとめるだけで、プロジェクトの重みがぐっと伝わります。

そしてもうひとつ、「情報を隠さない」こと。たとえ開発に直接関係なくても、全体の方針や状況を知っているだけで、チームはぐっと主体的になります。

「情熱」は命令では生まれません。共感からのみ生まれるものなんです。その火を灯せるのは、きっとこの記事をここまで読み進めたあなた自身でしょう。

もし、そんなチームを作るのが難しそうと感じたなら・・・

ぼくらPRIME ORDERは、熟練のアジャイル開発チームをクライアントのプロジェクトに提供する月額制サービスです。この記事でお伝えしたコンディションを、完璧に満たすチームをすぐにご提供できます。

  • 技術センスと経験を兼ね備えたエンジニア
  • チームビルディングに精通したプロジェクトオーガナイザー
  • 情熱にあふれ、生産性にコミットするチームを支えるサブメンバーたち
  • アジャイルな伴走型開発推進
  • 要件整理〜開発〜保守まで一気通貫のチーム提供

ハイスキルなフリーランスを個別に提供するのでなく、あらかじめ連携の取れた一枚岩のチームをまるごと提供できるのがぼくらの強みです。さらに言うと、ぼくらはチームの提供自体をゴールとしていません。あなたが目指すゴールの実現を共有することこそ、ぼくらのゴールです。

最後に──あなたの「仲間」として

もし、ただの“言うことを聞く扱いやすい開発チーム”を探しているのなら、ぼくらはその役には立たないでしょう。

でも、プロジェクトの成功と情熱を共有できる“仲間”を探しているなら、ぜひ一度、ぼくらと話してみませんか?

相談内容がふんわりとしている段階でも構いません。

あなたの理想を、ちゃんとカタチにしたい。その想いに、ぼくらは全力で応えます。


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あなたの挑戦を、チームの力で前に進める。そんな機会を、ぼくらは心から待ち望んでいます。

PRIME ORDER 代表

内藤 洋史

1999年、慶應義塾大学経済学部卒業し、isiD(現在の電通総研)に入社。 大手SIerでの洗練された上流工程を数年経験後に、小さなソフトウェアハウスでの泥臭いフルスタックな毎日に身を投じる。

長年にわたるエンジニアマネジメント体験から、開発チームのモチベーションこそがプロジェクト成功の鍵になることを確信。2019年、自身のノウハウと独自の組織論を核に据えて、クライアントとプロジェクトの成功にコミットする新しいシステム開発「PRIME ORDER」をスタート。

週末は、少年サッカークラブの監督という別の顔を持つ。