そういえば、昔は朝から夜まで鳴り続けた僕の携帯電話だけど、今では仕事に関する電話は1本も鳴らない。僕から誰かに電話することもない。いやぁ、これはほんと、我ながらよく徹底したと思う。

クライアント、あるいはメンバーとの会話は、Slackなどのデジタルなコミュニケーションに置き換えたんだ。やりとりのすべてをデータとして永久保管できるし、一つ一つの発言やスレッドに住所(URL)があるのがすばらしい。たとえば、なんでこの作業をするのか、きっかけとなったクライアントからの相談メッセージにも簡単にジャンプできる。

もちろん、内容によってはお互いの表情を見ながら、会話しながら行ったほうが良いものもある。定期的なチームミーティングやディスカッションだったり、ワーキンググループのような共同作業とか。それらをデジタルなコミュニケーションで置き換えるのは難しい。でも、そういうのも突発的な電話ではなく、あらかじめ計画されたオンラインミーティングで行う。

電話は1対1のやりとりで、不透明な箱庭を作りやすい。なにより、発信者側にとってだけ都合の良いタイミングで相手の時間に割り込むなんて、もはやハラスメントの一種なんじゃないか、って思うときも。

大切なことを話すのだから、焦りに任せず、記録に残りチーム全員が見ることのできるデジタルコミュニケーションを徹底する。内容的にそれが難しい場合も、全員が参加できるミーティングを速やかに計画することが大切だと思う。

すぐに電話をしちゃうせっかちな人にとっては、自分の考え方を整理してから相手に伝える良い習慣になると思う。

コソコソ話はしない、絶対。

全員が参加しているミーティングでやりとりをするから、透明性を保つことができる。

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