プロジェクト概要

CASESTUDY Vol.01 概要

 

開発の経緯

こちらの専門学校様は、学生や保護者に各種案内をする場合、校舎の掲示板や書面の手渡し配布、もしくは郵送で行っています。申込やアンケートなどのように提出や返送による回収が必要なものもあり、コストが高いだけでなく情報伝達のスピードや確実性に課題がありました。

これらをオンライン化することで大幅な省コスト化を図り、なおかつ速やかで確実な情報伝達を実現したい、というのが開発の経緯でした。

 

実際にすり合わせをしていく中で見えてきた本当に必要な機能とは何か

開発を始めた当初はお知らせの件名や内容、配信日を設定できる簡素なつくりを想定していましたが、ヒアリングをしていくうちに専門学校の先生には上司と部下の関係があり、部下の配信するお知らせは上司が必ず確認する必要があることが明らかになりました。この要望を満たすために教員の権限に階層構造を持たせ、下位権限は上位権限に作成したお知らせの配信承認をする仕組みを構築しました。

 

全国運用を迎える前に小規模拠点での運用を開始し、運用時の使用感や課題を検証する

実際の教員や学生、保護者の方から使用感のフィードバックを得るため、必要な機能がおよそ揃ってきたところで、一部校舎のみでの小規模な試験運用を行いました。その結果、大小様々なユーザー目線でのフィードバックを数多くいただけました。出来上がったところからどんどん実際に現場に投入して運用し、必要なだけ機能を変化改善できるのは、アジャイル開発ならではの大きな強みです。

 

満を持して、全国の校舎で運用開始。そのときに

数ヶ月の開発期間を経て、ついに全国運用の開始に至りました。期せずして、その直後に新型コロナ感染症による社会問題が発生しました。そのため、まるでコロナ禍による新しい日常の到来を予見していたかのような、迅速な情報通達のオンライン化となりました。このことは、学生、保護者はもちろん、テレワーク対応を迫られた教職員の方々にとって多くの利益につながったのです。この完璧なタイミングのめぐり合わせはたまたまに見えるかもしれませんが、前年度より課題意識を持って改善の動きを取られていた、専門学校様側の意識の高さ、そしてアジャイル開発の迅速な変化対応力の賜物だったと言えます。

 

システムイメージ

画面プレビュー