システム開発をしようと決めた経緯を教えてください。
もともと、弊社の幹部向け研修コンテンツのオプションとして「企業戦略ゲーム」というゲームを実施しておりました。 企業経営を疑似体験するゲームということで、実施された方にはご好評をいただいていたのですが、 ソフトウェアがWindowsのアップデートに対応できなくなり、近い将来ゲーム自体が実施できなくなる可能性が高く、 何とかしなければならないということが、最初のきっかけでした。
ソフトウェアのみのアップデートも考えたのですが、「企業戦略ゲーム」のクラウド化を含め抜本的に見直し、 研修オプションの一つではなく、ゲーム自体を経営コンサルティングファームならではの商品として、 多くのお客様にご提供できるものにしたいという思いから、フルスクラッチでの開発をすることを決定しました。
PRIME ORDERを選んだ理由について教えてください。
フルスクラッチ開発に踏み切ったものの、今回の「企業戦略ゲーム」開発担当チームでは、 開発やデジタルに関しては誰もが無知な状態でした。 また、旧ゲームのロジックや設計、運用がかなり複雑なこともあり、 理想はあるものの、正直どこから手を付けていいかわからない状態でした。
開発パートナーもどのように探せばよいかわからない中、「PRIME ORDER」というサービスを見つけ、 プロジェクトに参画しながら、アジャイル型で一緒に進めていただけるというところに魅力を感じました。 スタート前に、実際に現場でゲームの実施風景を見ていただいたり、細かく確認をしていただいたりと、 弊社のコンサルティングのベースである現場主義、実践主義に近いものを感じ、 弊社の理念・考え方に共感いただけると確信しました。 個人的にはゲームを見ていただいた後に、「ぜひ一緒にやりたい!」と言っていただけたことが決め手でした(笑)
システムを導入して業務の変化について教えてください。
オペレーションに関しては、格段に効率が向上しました。
今までは、1ゲームあたり4~5時間かかっていたソフトインストール等の初期設定が、 1ゲームあたり約10分で設定が完了するようになりました。 また、クラウドですべて実施できるようになったため、PCスペックを選ぶことが無く、 資料類の印刷もなくなったことで、自由度が高くなり、 実施するためのハードルが従来とは比べものにならないぐらい低くなりました。 また、開発中に新型コロナウイルスの感染が拡大し、オンライン研修が求められる中で、 先んじて開発ができたからこそ、顧客ニーズにも応えることができました。 開発が1年遅れていたらと考えるとゾッとしますね(笑)
最大の成果は、今回の開発により、多くの可能性が生まれたことだと思います。 従来のシステムではできなかったことが今回できるようになったことで、 ビジネスモデルや事業、サービスなど様々な可能性・将来性を秘めたゲームが出来上がりました。
【研修システム画面プレビュー】
【ビジネスシミュレーションゲーム Management Experience Online】
https://www.tanabekeiei.co.jp/lp/business-game/
最後にシステム開発を検討中の企業様にアドバイスをお願いします。
システム開発をするうえで最も重要なことは、どのような未来を実現するのかを考えることだと思います。 全てに共通しているのは「今より良くしたい」という想いです。この想いを具現化する手段として、 システム開発を検討することが重要だと思っております。
デジタルに関する知識やノウハウが無くとも、PRIME ORDERのようなやりたいことに共感していただけるパートナーと出会い、 想いを伝えることができれば開発は成果を上げることができると考えます。 また、今回私が最も実感したことは、プロジェクトを通じて自分自身が成長したということです。 プロジェクト前はデジタルに関する知識もスキルもなかったので、毎回のミーティングでわからないところをPRIME ORDERから分かりやすく、理解できるまで噛み砕いてご説明いただいておりました。 プロジェクトが進むにつれて理解が深くなり、社内でも様々なDXプロジェクトを任されるまでになりました。 これも、良いパートナーと巡り会えたからこその成果だと思っています。
よりよい未来を実現するために、想いを持って良きパートナーと一緒に開発を進めていただければと思います。